2歳で言葉の爆発期に前兆はある?話し始める前に見られた5つの変化

2~3歳|ことばの育ち

「2歳になると言葉の爆発期が来る」と聞いて、わが子が話し始めるのを待ちわびているママもきっと多いですよね。

だからこそ、なかなか言葉が増えないと、「わが子にも言葉の爆発期は来るのかな?」「何か前兆はある?」と考えてしまうかもしれません。

この記事では、3児の子育て経験を交えながら、言葉が増える前に見られやすい変化をご紹介します。

  1. 2歳の「言葉の爆発期」とは?
    1. 短い期間に話せる言葉がぐんと増える時期
    2. 突然に見えても、その前から言葉をためている
    3. 言葉の爆発期が訪れる時期には個人差がある
  2. 2歳の言葉の爆発期の前に見られやすい5つの変化
    1. ①大人の言葉を理解して動くことが増える
    2. ②指差しや身振りで伝えようとする
    3. ③大人の言葉や音をまねすることが増える
    4. ④意味のある声や子どもなりの言葉が増える
    5. ⑤知っている言葉を組み合わせようとする
  3. わが子の言葉が急に増える前に見られたこと
    1. 話す言葉は少なくても、こちらの話はよく分かっていた
    2. 絵本の言葉や歌の一部をまねし始めた
    3. ある日を境に、知っていた言葉が次々に出てきた
  4. 前兆が見られないと、言葉の爆発期は来ない?
    1. 分かりやすい前兆がない子もいる
    2. 「爆発」ではなく少しずつ増える子もいる
    3. 話す言葉以外にも目を向けてみる
  5. 言葉をためている時期に家庭でできる関わり方
    1. 子どもが見ているものを短い言葉で伝える
    2. 子どもの気持ちを代わりに言葉にする
    3. 子どもの言い方を否定せず、自然に返す
  6. 2歳の言葉が心配な時は相談しても大丈夫
    1. ママが気になっていることも相談のきっかけになる
    2. 相談できる場所
  7. 2歳の言葉の爆発期についてよくある質問
    1. 2歳で単語が少なくても爆発期は来ますか?
    2. 二語文が出たら爆発期に入ったということですか?
    3. 言葉を増やすために発語の練習は必要ですか?
  8. 爆発期の前兆だけでなく、今育っている力を見てみよう

2歳の「言葉の爆発期」とは?

「言葉の爆発期」という言葉は聞いたことがあっても、「実際にはどんな時期なの?」と疑問に思う方もいますよね。

そこで、まずは言葉の爆発期について簡単にご紹介します。

短い期間に話せる言葉がぐんと増える時期

言葉の爆発期とは、それまでゆっくりだった言葉の成長が、一気に加速するように感じられる時期のことです。

ついこの間まで単語でたどたどしく喋っていたのに、「ママ、きて」「わんわんいた」など、気づいたらなんだか「急におしゃべりになった!」と感じることもあります。

突然に見えても、その前から言葉をためている

「急にいっぱい話せるようになった!」と感じる子も、実はその前から、周りの人の言葉をたくさん聞き、少しずつ意味を理解しながら、自分の中にことばをためていました。

だから、「まだ話さない=言葉が育っていない」というわけではありません。

目に見えなくても、言葉の土台は毎日の生活の中で少しずつ育っています。そして、その土台がしっかり積み重なることで、ある日突然、おしゃべりが増えたように感じることがあるのです。

言葉の爆発期が訪れる時期には個人差がある

身体の成長に個人差があるように、言葉の育ち方にもひとりひとり違いがあります

1歳半頃から増える言葉がぐんと増える子もいれば、2歳半を過ぎてから一気に伸びる子もいます。

また、「爆発期」と聞くと、急にたくさん話し始めるイメージがありますが、少しずつ増えていく子も多くいます。

実際に、わが家の3人の子どもも、それぞれ言葉の成長はまったく違いました。長男は発語がゆっくりだと検診で言われたことがあります。長女と次女は話し始める時期は早かったものの、その後なかなか言葉が増えませんでした。さらに長女は発音が気になり、「このままで大丈夫かな」と心配した時期もありました。

だからこそ、私は「〇歳だからこうなる」というものではないと実感しています。

公園や保育園で同じくらいの年齢の子がおしゃべりしている姿を見ると、焦ったり落ち込んだりする日もあるかもしれません。でも、お子さんはお子さんのペースでゆっくり成長している途中なのかもしれません。

2歳の言葉の爆発期の前に見られやすい5つの変化

言葉がぐんと増える前には、「話す」以外の部分で小さな変化が見られることがあります。

ここでは、2歳頃の子どもによく見られる5つの変化をご紹介します。すべての子に当てはまるわけではありませんが、「これも成長のサインだったんだ」と感じられるものがあるかもしれません。

①大人の言葉を理解して動くことが増える

「あまり話さない」と感じていても、大人の話すことをしっかり理解している子は少なくありません。

例えば、「かばんを持ってきて」「パパにどうぞしてきて」と伝えると、その通りに行動できたり、「お風呂だよ」と声をかけると脱衣所に向かったり、「公園に行こう」と言うと帽子を持ってきたり。

このように、大人の言葉を聞いて理解し、行動に移せることが増えてきたら、それは言葉の土台が育っているサインかもしれません。

子どもの言葉は「話す力」よりも先に、「聞いて理解する力」が育つことが多いといわれています。

話せる単語がまだ少なくても、「ちゃんと分かっていること」が増えているなら、その力はこれから言葉として表れてくるかもしれません。

②指差しや身振りで伝えようとする

言葉がまだ少なくても、「伝えたい!」という気持ちが強くなってくる子はたくさんいます。

例えば、お散歩中にわんちゃんを見つけて、指をさしながら「あっ!」と教えてくれたり、買い物中に欲しいお菓子を指さして「んー!」と一生懸命伝えようとしてくれたり

また、完成した積み木を見せようと、ママの手を引く姿もよく見られます。これは、「自分の気持ちを誰かに伝えたい」というコミュニケーションの力が育ってきているサインです。

その「伝えたい」という気持ちが、これから言葉へつながっていくことがあります。

③大人の言葉や音をまねすることが増える

大人の言葉や音をまねすることが増えてきたら、それも言葉が育っているサインのひとつです。

例えば、ママが「ワンワン」と言うと「ワンワン」とまねしたり、絵本の「プップー」という音を一緒に言ってみたり

最初は単語の一部分だけだったり、発音がはっきりしていなかったりしても大丈夫。「声に出してみよう」「まねしてみよう」という気持ちが育っていることが大切です。

「言ってごらん」と言われると、恥ずかしくてなかなか言えない子もいます。無理に練習させるよりも、絵本のよみきかせや歌、日常のやり取りの中で、お子さんが自然とまねしたくなるような声かけを意識してみてくださいね。

④意味のある声や子どもなりの言葉が増える

言葉が少しずつ増え始めると、子どもなりの言い方で気持ちを伝えようとする姿が見られることがあります。

車を見て「ブーブー」と言ったり、ご飯を「まんま」と呼んだり「りんご」を「んご」、「アンパンマン」を「パンマン」のように、その子ならではの言い方をすることもあります。

まだ上手に発音できなくても、意味のある言葉として使おうとしているのなら、それは言葉が育っている証拠です。

また、大人には意味の分からない言葉でも、こちらの顔を見ながら一生懸命話しかけてくることがあります。それは「伝えたい」という気持ちを言葉にしようと頑張っているサインかもしれません。

⑤知っている言葉を組み合わせようとする

「ママ、きて」「パパ、どうぞ」など、二つの言葉をつなげて話し始める子もいます。

このような変化は、言葉の数が増えているだけでなく、「言葉を使って気持ちや出来事を伝えよう」としているサインです。

言葉の数だけでなく、言葉の使い方が変わってきているかにも目を向けてみてくださいね。

わが子の言葉が急に増える前に見られたこと

ここからは、わが子の言葉が増える前に、「今思えば前兆だったのかもしれない」と感じた出来事をご紹介します。

「わが家ではこうだったんだな」と、ひとつの体験談として読んでいただけたら嬉しいです。

話す言葉は少なくても、こちらの話はよく分かっていた

長男は2歳頃、言葉が少ないことを健診で指摘されていました。

そのため当時の私は、「もっと話せる言葉を増やさなきゃ」と、単語を増やすことに必死で絵本を買ったりしていました。

でも、今振り返ると、話せる言葉は少なくても、私たちの話はしっかり理解していたんです。

例えば、「おむつを替えよう。おむつ持ってきて」というと、おむつを持ってきてくれたり、「ゴミをポイしてきてくれる?」と言うと、ゴミ箱に捨てに行ってくれたり

もちろん、すべてを理解できていたわけではありません。でも、毎日の生活の中で繰り返し聞いていた言葉は、少しずつ理解できるようになっていました。

絵本の言葉や歌の一部をまねし始めた

「おべんとうバス」という絵本が大好きだった我が家の子どもたち。

毎日のように読んでいたので、「たまごやきさーん!」と声をかけると、「はーい!」と嬉しそうに返してくれるようになりました。

また、アンパンマンの「サンサンたいそう」が流れると、「1、2、3!1、2、3!」の「3!」だけをリズムに合わせて元気よく歌うこともありました。

当時はそれが言葉が成長している証なんて思う余裕がありませんでしたが、今振り返ると、絵本や歌の言葉をしっかり覚え、まねしようとしていたのだと思います。

ある日を境に、知っていた言葉が次々に出てきた

当時の私は、「ことばの爆発期」はある日突然たくさん話せるようになるイメージでした。

でも、今は、いきなり話せるようになるわけではなく、表に出さなくても内側で言葉を少しずつためていたのだと感じています。

毎日一緒に過ごしている親だからこそ、なかなか日々の小さな成長には気づきにくいものです。だから、私も正直、「えっ!なんか最近めっちゃ喋るようになってる!」と感じた瞬間が、それぞれにありました。

3人の子どもを育てて思うのは「2歳だからここまで話せなくちゃいけない」なんてことはないということ。

実際、次女は3歳半になっても、親にしか分からない言葉で話すことが多く、3歳半健診では言語聴覚士への相談を勧められました。

でも、その後、1ヶ月もしないうちに発音がぐんとはっきりし、家族以外の大人ともスムーズに会話ができるようになったのです。

もちろん、わが家がそうだったからといって、すべてのお子さんが同じと言っているわけではありません。でも、子どもはそれぞれ自分のペースで確実に成長していると感じています。

前兆が見られないと、言葉の爆発期は来ない?

分かりやすい前兆がない子もいる

ここまで言葉の爆発期の前に見られやすい変化をご紹介してきましたが、これらはすべての子に当てはまるというわけではありません。

実際には、分かりやすい前兆がないまま言葉が増える子もいますし、私のように「今思えば、あれが前兆だったのかも」と後から気づくことだってあります。

毎日一緒にいるからこそ、小さな変化には気づきにくいもの。「この前兆がないから大丈夫じゃない」と思わずに、その子なりのペースで成長していることに目を向けてあげてみてくださいね。

「爆発」ではなく少しずつ増える子もいる

言葉の成長は必ずみんな同じ、というわけではありません。

毎週一語ずつ増えていく子もいれば、短期間でぐんと伸びる子もいます。どちらが良くてどちらが悪い、という話ではありません。

「爆発期」という言葉にとらわれすぎず、お子さんが昨日より今日、少しでもできることが増えていることを温かく見守ってあげてくださいね。

話す言葉以外にも目を向けてみる

子どもの言葉の成長は「話すこと」だけではありません。

  • 名前を呼ぶと振り向く
  • 大人の言葉に反応する
  • 表情や身振りで気持ちを伝える
  • 一緒に遊ぼうとする

このような姿も、大切な成長のひとつです。

気になり始めると、ついつい、「できないこと」に目をむけがちになってしまいますが、小さな変化でも「できるようになったこと」がきっとあるはずです。

言葉をためている時期に家庭でできる関わり方

ここからは、言葉をためている時期にできる簡単な関わり方をご紹介します。

特別なトレーニングではないので、普段の生活の中にぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。

子どもが見ているものを短い言葉で伝える

子どもが興味を持ってみているものを、短い言葉で伝えてあげましょう。

例えば、一緒にお散歩しているとき、

  • 「赤い車だね」
  • 「大きいワンワンがいるね」
  • 「鳥さんがいっぱいいるね」
  • 「かわいいお花が咲いてるね」

など、子どもが見ているものをママが代わりに言葉で添えてあげるだけで十分。

子どもは、自分が興味を持っているものほど、言葉を覚えやすいと言われています。

大切なのは、長く説明しすぎないこと。短く、子どもにも分かりやすいように話すことで、少しずつ言葉と物が結びついていきます。

子どもの気持ちを代わりに言葉にする

子どもが何かを伝えようとしているときは、すぐに大人が代わりに言葉にするのではなく、まずは子どもの反応を待ってみましょう。

例えば、公園で帰る時間になって泣き出したとき――。

「まだ遊びたかったんだね」とすぐに声をかけるのではなく、「どうしたの?」と声をかけ、お子さんなりの表情や言葉、身振りを受け止めてみてください。

そのうえで「そうだね、もうちょっと遊びたかったよね」と気持ちを言葉にしてあげると、「この気持ちはこう表現するんだ」と少しずつむすびついていきます。

言葉を教え込むというよりも、子どもの気持ちに寄り添いながら、気持ちと言葉をつなぐお手伝いをするイメージです。

子どもの言い方を否定せず、自然に返す

2歳は、まだ発音や言葉の使い方が未熟な時期です。

でも、周りの子が上手に話しているのを見ると、「うちもそろそろちゃんと喋れるようにならなきゃ」と、発音や文法を直してしまいたくなりますよね。

でも、お子さんが一生懸命伝えようとしているときに、「それ違うよ」「もう一回言ってみて」と何度も言い直しを求めると、「話すのって難しいな」と感じてしまうことがあります。

例えば、「ブーブー!」と言ったら、「そうだね、車が走ってるね」と自然に返してあげるだけで大丈夫。子どもは大人の言葉を何度も聞く中で、少しずつ正しい発音や言い方を身に付けていきます。

その時期ならではの可愛らしい間違いとして受け止めてあげることが、次の「話したい」につながっていきます。

2歳の言葉が心配な時は相談しても大丈夫

ママが気になっていることも相談のきっかけになる

ここまで読んでくれたママは、きっと今、お子さんの言葉の成長に不安を抱えているのではないでしょうか。

そのママの気持ちも大切にしてあげてください。

「こんなことで相談してもいいのかな」と遠慮する必要はありません。「〇歳で〇語話せなければいけない」といった決まった基準があるわけではないのです。

毎日お子さんと過ごしているママだからこそ気づく、小さな違和感や心配もあります。「少し気になる」「一度話を聞いてもらいたい」と感じたときは、それだけでも十分に相談するきっかけになります。

相談できる場所

言葉の発達について相談したいときは、次のような場所があります。

  • 市町村の保健センター
  • 乳幼児健診
  • かかりつけの小児科
  • 保育園や幼稚園の先生
  • 地域の発達相談

相談内容に応じて、必要であれば言語聴覚士(ST)などの専門職につないでもらえることもあります。

「相談する=発達の遅れを決めつけられる」ということではありません。

専門家は、話せる言葉の数だけでなく、「言葉を理解しているか」「コミュニケーションは取れているか」「聞こえに心配はないか」など、さまざまな視点からお子さんの様子を見てくれます。

その結果、安心できることもありますし、お子さんに合った関わり方のアドバイスをもらえることもあります。

2歳の言葉の爆発期についてよくある質問

2歳の言葉の爆発期についてよくある質問です。

2歳で単語が少なくても爆発期は来ますか?

単語が少なくても、その後言葉がぐんと増える子はたくさんいます。

また、すべての子が「言葉の爆発期」を経験するとは限りません。話せる単語の数だけで判断するのではなく、大人の話を理解しているか、伝えようとする様子があるかにも目を向けてみましょう。

二語文が出たら爆発期に入ったということですか?

二語文は、言葉が育っているサインのひとつです。

ただし、二語文が出る前に単語が増える子もいれば、単語がそれほど多くなくても二語文を話し始める子もいます。

「二語文が出た=爆発期」と考えるのではなく、お子さんの成長のひとつの目安として捉えるとよいでしょう。

言葉を増やすために発語の練習は必要ですか?

無理に何度も言わせたり、正しい発音を繰り返し練習させたりする必要はありません。

言葉は、毎日の会話や遊び、絵本の読み聞かせなど、楽しいやり取りの中で少しずつ育っていきます。

もし、心配な気持ちが続く場合は自己流で訓練するよりも、専門家へ相談してみることもおすすめです。

爆発期の前兆だけでなく、今育っている力を見てみよう

言葉の爆発期の前に見られやすい変化についてご紹介してきましたが、これらはあくまでも一例です。すべてのお子さんが同じ前兆を経験するとは限りません。

大切なのは、「話せる言葉の数」ではなく、「理解する力」や「伝えようとする気持ち」があるかどうかです。

「昨日よりできるようになったこと」に目を向けながら、お子さんのペースで成長していることを見守っていてあげてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました