小学生になると、「そろそろおうち学習も始めなきゃ」と通信教育を調べ始めるママも多いのではないでしょうか。
でも、評判が良い教材を選んでも、お子さんのタイプや生活リズムに合っていなければ挫折してしまうことも少なくありません。
大切なのは、「一番すごい教材」ではなく「今の我が子が無理なく楽しく続けられる教材」を見つけることです。
そこでこの記事では、元国語教師・小学生ママの目線から、失敗しない教材の選び方とおすすめ5社を分かりやすく比較しました。
「どれを選べばいいか迷子になっている」というママの心が、少しでも軽くなるヒントになれば嬉しいです。
小学生に通信教育・教材は必要?元国語教師ママの正直な意見
周りのお友達が何か始めると「うちも通信教育をやらせた方がいいのかな…」と焦ってしまいますよね。
結論からお伝えすると、「小学生全員が絶対にやらなきゃダメ!」ということはありません。
ただ、元国語教師としてたくさんの子どもたちを見てきた経験から言うと、「学校の授業だけでは伸ばしにくい力」を補い、家庭学習の迷いをなくすツールとしてはとても頼りになります。
教科書だけでは補いにくい「国語力(読解・記述)」の壁
算数のつまずき(九九が言えない、割り算ができないなど)はパッと見て分かりやすいですが、国語のつまずきは少し見えにくいのが厄介なところです。
こんな場面に心当たりはありませんか?
✓ 漢字や音読はできるのに、読解問題になると止まる
✓ 「どうして?」と聞くと「なんとなく」で終わる
✓ 自分の考えを文章にするのが苦手
学校の宿題(主に漢字や音読)は「習ったことのおさらい」が中心になりやすいため、実は「初めて読む文章を読み解く力」「自分の頭で考えて文章にする力」までじっくり練習する余裕がありません。
国語で大切にしたいのは
「読む → 考える → 自分の言葉で表す」の繰り返し
だからこそ通信教育や家庭用教材を活用して、普段から「どうしてこの答えになるのかな?」と一歩立ち止まって考える問題に少しずつ触れておくことが、伸び悩みを防ぐ大きなカギになります。
通信教育・教材を使う本当のメリット
通信教育と聞くと「テストで100点を取るため」「塾より安く学べるから」と思われがちですが、元国語教師として、そして一人の親として感じるメリットは別のところにもあります。
- 親が毎日「何を勉強させる?」と考えなくていい
- 教科書以外のさまざまな文章・問題に触れられる
市販のドリルだと「次はどのレベルを買えばいい?」「算数ばかりで国語が後回しになってる…」と親が組み立てる負担が大きいですが、通信教育なら学年や時期に合わせた教材が用意されているので、「今日はここまで」とゴールが見えやすくなります。
さらに、低学年のうちから短い時間でも机に向かい、教科書以外のいろいろな文章に触れる経験を積んでおくことは、これから自分で文章を読んで学んでいく練習にもなります。
「学力をグンと伸ばさなきゃ!」と肩肘を張らなくても大丈夫。
家庭学習の迷いを減らし、子どもがいろいろな問題に出会う「きっかけ」として上手に頼ってみるのがおすすめです。
後悔しない!小学生の通信教育・教材を選ぶ3つのチェックポイント
「せっかく始めたのに溜まってしまったらどうしよう…」と不安になると、つい料金や問題数の多さばかり気になってしまいますよね。
でも、本当に大切なのは「一番評判がいい教材」ではなく、「我が子の性格や今の生活リズムに合うかどうか」です。
後悔しないために、まずは3つのポイントをチェックしてみましょう!
①子どもの「今のタイプ」に合っているか
まず最初に考えてみてほしいのが、「うちの子は、どんな形なら無理なく勉強を始められるかな?」ということです。
一口に小学生といっても、お子さんのタイプは本当にそれぞれですよね。
じっくり考えるのが好き
→ 思考・記述問題にも取り組みやすい教材
勉強への苦手意識がある
→ 楽しく取り組めて達成感を得やすい教材
ゲームや謎解きが好き
→ 「勉強感」が強すぎず、遊びの延長で取り組める教材
ここで特に気をつけたいのが、親の「こうなってほしい!」という理想だけで選んでしまうことです。
「もっと思考力を伸ばしてほしいから」とレベルの高い教材を与えても、毎回「難しい!やりたくない…」となってしまえば、家庭学習そのものが嫌になってしまいます。
半年後の理想より、まず大切なのは
「今のこの子が、自分から開きたくなる?」
②紙(テキスト)かタブレットか
「紙のテキストとタブレット、結局どちらがいいの?」というのも、本当によく聞く悩みです。
結論からお伝えすると、どちらが絶対的に優れているということはなく、「お子さんの性格」と「家庭の状況」次第です。
紙(テキスト)のいいところ
実際に鉛筆を動かして書けること。国語では文章の根拠に線を引いたり、考え直した跡が残ったりするので、じっくり文章に向き合いやすいのが魅力です。
タブレットのいいところ
自動採点や動画・音声による解説などがあり、子ども一人でも進めやすいこと。親が毎日つきっきりになれない家庭でも取り入れやすいのが魅力です。
「紙のほうが勉強になるはず」「今の時代はタブレットでしょ」と決めつけず、「我が子が一人でも机に向かいやすいのはどちらかな?」という視点で選んでみてくださいね。
③親がどこまで関われるか(自動採点 vs 親の丸付け)
実は、ここが挫折を防ぐ隠れた重要ポイントです。
教材を選ぶときは「子どもができるか」だけでなく、「親が毎日どこまで付き合えるか」という現実もしっかり考えておきましょう。
毎日の丸付けや声かけ、間違えた場所の解説……。「しっかり見てあげたい」気持ちはあっても、仕事や家事、下のお子さんのお世話でどうしても手が回らない時期もありますよね。
✓ 親が毎日見るのは難しい
→ 自動採点のあるタブレット教材
✓ 低学年のうちは一緒に学習習慣を作りたい
→ 横で見守りやすい紙教材
親がイライラしながら丸付けをするくらいなら、便利な機能に頼ってお互いにニコニコしているほうが、家庭学習はずっと続けやすくなります。
教材選びは、子どもだけの問題ではありません。
「今のわが家の生活の中に、この教材を無理なく入れられる?」まで考えて選ぶのがポイントです。
【目的別】元国語教師がおすすめする小学生向け通信教育・教材5選
ここからは、小学生向けの通信教育・教材を5つご紹介します。
「どれが一番良いか」ではなく、「どんなお子さん・家庭に向いているか」という視点で、国語学習の特徴も合わせて見ていきましょう。
教材選びで迷ったら
「どれが一番すごい?」ではなく「どれなら続きそう?」で比べてみてください。
①進研ゼミ 小学生講座
こんな子におすすめ
初めて通信教育を始める子・家庭学習の習慣をつけたい子
学習スタイル:紙/タブレット
「おうち学習にまだ慣れていない」「何から始めていいか分からない」という家庭にとって、検討しやすい定番の教材です。
紙教材とタブレット教材から学習スタイルを選べるため、子どものタイプや家庭の生活スタイルに合わせやすいのも特徴です。
最初から「全部終わらせる」を目標にする必要はありません。まずは毎日少しでも教材を開くところから始めてみてくださいね。
②Z会 小学生コース
こんな子におすすめ
じっくり考えるのが好き・教科書+αの問題にも挑戦したい子
学習スタイル:紙/タブレット(コース・学年による)
教科書で習ったことだけで終わらず、手応えのある問題にもじっくり向き合いたい家庭なら、Z会も候補になります。
「簡単なドリルだとすぐ終わってしまう」「文章を読んで、もう一歩深く考える問題にも挑戦してほしい」という子と相性がいいでしょう。
ただし、勉強に苦手意識が強い子には負担になることもあります。「良い教材だから」ではなく、今のお子さんが考えることを楽しめそうかを見ながら選んであげてくださいね。
まずは資料や無料体験教材をチェックして、お子さんに合いそうか確認してみてくださいね。
Z会の通信教育 小学生コース③名探偵コナンゼミ
こんな子におすすめ
普通のドリルに飽きやすい・謎解きや考えることが好きな子
学習スタイル:ワークブック
「普通のドリルを渡しても、まったく食いつかない…!」という子なら、名探偵コナンゼミも選択肢のひとつです。
必要な月号を選んで購入できるため、「まずは試してみたい」「長期休みに取り組みたい」といった使い方もしやすくなっています。
「勉強しなさい!」には動かなくても、「コナンの問題やってみる?」なら動く。そんな子にとっては、キャラクターの存在も立派な学習の入口になります。
④スマイルゼミ
こんな子におすすめ
タブレットなら自分から取り組める・親の丸付け負担を減らしたい家庭
学習スタイル:タブレット
「宿題を見るだけでも精いっぱい。通信教育の丸付けまで毎日は無理!」という家庭なら、専用タブレットで学習を進められるスマイルゼミも検討しやすいでしょう。
教科書に沿った学習に加え、国語・算数では学年を越えて学べる「コアトレ」もあり、復習や先取りにも使えます。
基本は子ども一人でも進めやすいですが、ときどき「どうしてこの答えにしたん?」と聞いてみると、頭の中で考えたことを言葉にする練習にもなりますよ。
⑤小学ポピー
こんな子におすすめ
学校の授業をしっかり復習したい・紙に書いて学びたい子
学習スタイル:紙教材中心
「難しい応用問題より、まずは学校で習ったことをきちんと身につけてほしい」という家庭なら、小学ポピーも候補になります。
学校で使う教科書に対応した教材で、授業で習った内容を家庭でもう一度確認しやすいのが特徴です。
紙に書いて学びたい子や、まずは学校の学習内容をしっかり定着させたい家庭に取り入れやすい教材です。
まずは資料や無料体験教材をチェックして、お子さんに合いそうか確認してみてくださいね。
結局どれがいい?迷ったら「子どものタイプ」で考えよう
ここまで5つの教材をご紹介してきましたが、「で、結局うちの子にはどれがいいの?」と迷ってしまいますよね。
迷ったときは教材のスペック比較ではなく、「今の我が子がどんな形なら動きやすいか」という視点で考えてみるのが近道です。
✓ 勉強にまだ苦手意識がある・学習習慣をつけたい
→ 進研ゼミ・小学ポピー
✓ タブレットなら自分から触る
→ スマイルゼミ・進研ゼミ
✓ ドリルに飽きやすい・謎解きが好き
→ 名探偵コナンゼミ
✓ じっくり考える問題にも挑戦したい
→ Z会
✓ 親が毎日丸付けするのは難しい
→ 自動採点のあるタブレット教材を検討
教材選びは、子どもの「できない」を探すのではなく、
「どういう入口なら、この子は気持ちよく入れる?」を探すこと。
理想の勉強姿を目指すよりも、「まずは無理なく続けられる入口」を探してあげる意識で選ぶと、親の気持ちもずっとラクになりますよ。
通信教育を「やっぱりなし」にしない!続けるための親の関わり方
届いた日は嬉しそうだったのに、気づけば未使用のテキストが机に山積み……。これは通信教育では珍しくない光景ですよね。
ですが、溜まった教材を見て「せっかくお金を払っているんだからやりなさい!」と怒ってしまうと、子どもは教材を開くこと自体が嫌になってしまいます。
続けるために大切なのは、「全部終わらせる」より「また明日も開ける」こと。
丸付けのときは「答え」より「考えたプロセス」を褒める
特に国語の記述や読解問題でやってしまいがちなのが、「〇か✕か」だけで判断してしまうことです。
もし答えが違っていても、「違うよ、正解はこれ!」で終わらせず、ぜひ「どこを見てそう思ったの?」と聞いてみてください。
「だって、ここに悲しいって書いてあったから…」など、子どもなりに文章からヒントを探した理由が返ってくることがあります。
❌「違うよ。答えはこれ!」
→ 正解・不正解だけを見る
⭕「どの言葉を見て、そう思った?」
→ 子どもが考えた道筋を見る
ほかにも、
- 「ちゃんと本文の言葉に注目できたね」
- 「最後まで自分の言葉で書こうとしたね」
- 「前の文章まで戻って探し直せたね」
など、「できた・できなかった」だけでは見えない部分にも目を向けてみてください。
国語で育てたいのは、〇の数だけではありません。
「どこを根拠にして、どう考えたか」を言葉にする力も大切です。
溜まってしまったときの見直しテクニック
体調を崩したりイベントが重なったりして、未消化の教材が机の上に溜まってしまう……。通信教育を続けていれば、そんな時期もあります。
山積みのテキストを見ると、親としては「早く追いつかなきゃ!」と思ってしまいますが、子ども自身も大量の「やらなきゃ」を前にすると、始める前からやる気をなくしてしまいます。
一度リセットして、今日からまた始めれば大丈夫です。
✓ 溜まった分はいったん飛ばして「今週のページ」から再スタート
✓ 全部やらず「国語の読解だけ」など必要なところを拾う
✓ 前の教材はいったん手放して、今の教材を優先する
「せっかくお金を払ったから全部やらせなきゃ…」という気持ちはよく分かります。
でも、教材を完璧に終わらせることが目的ではありません。大切なのは、子どもが無理なく学習を続けられることです。
10ページを無理やりやって「もう二度とやりたくない!」となるくらいなら、過去の分はいったん置いて「今日は1ページできたね!」と終わるほうが、長い目で見ると続けやすくなりますよ。
まとめ:お子さんの「好き」と「得意」に合わせた教材選びを
小学生の通信教育選びで大切なのは、評判だけで決めるのではなく、「今の我が子が無理なく続けられるか」を見ることです。
学習習慣をつけたい、タブレットなら取り組みやすい、考える問題が好き、学校の復習をしっかりしたい……。同じ小学生でも、ぴったりの教材はそれぞれ違います。
教材選びでいちばん大切なのは、
「この教材なら、うちの子が続けられそう」
と思えるものを見つけること。
毎日完璧にこなさなくても大丈夫です。疲れている日は休む、溜まったらリセットする、難しすぎたら見直す。それくらい柔軟につき合うほうが、家庭学習は長く続きます。
まずは各教材の資料やお試し教材をチェックしながら、「これならやってみたいの、どれ?」とお子さんと一緒に選んでみてくださいね。

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