「1歳半になったのに、まだあまり言葉が出ていない…」
そんなふうに感じて、このページにたどり着いたママも多いのではないでしょうか。
健診で言われた、あのひとこと。
ふと目に入った、周りの子の様子。
何気なく始めた検索が、気づけば止まらなくなってしまった夜。
まず最初にこれだけは伝えさせてください。あなたは、ここまで悩んでしまうほど、お子さんのことを大切に想っているママなんです。
1歳半で「ことばが少ない」と感じてしまう理由
1歳半前後は、どうしても「ことば」が目につきやすい時期です。
健診や周りの子の様子、ネットの情報などが重なって、「うちの子、大丈夫かな…」と感じやすくなります。
でもそれは、ママが神経質だからでも、考えすぎだからでもありません。
そう感じてしまう理由が、ちゃんとある時期なんです。
健診・周りの子と比べてしまいやすいから
1歳半健診では、ことばの様子を見られることが多く、
「どんな言葉を話しますか?」
「どれくらい話しますか?」
と、具体的に聞かれることもあります。
そのひとつひとつが、責められているわけではないと頭ではわかっていても、心はどうしてもざわついてしまいますよね。
また、周りの子が少しずつおしゃべりを始めているように見えて、「うちの子はまだなのかな…」と、ふと比べてしまう瞬間もあるかもしれません。
本当は、それぞれにその子のペースがあるとわかっていても、この時期はどうしても比べる場面が増えてしまうものです。
情報が多すぎて、不安が大きくなりやすいから
SNSやインターネットには、ことばの発達に関する情報がたくさんあふれています。
少し気になって検索したつもりが、気づけば何度もページを開いてしまったり、「もしかして…」と不安をあおるような言葉が目に入ってしまったり…。
安心したくて調べているはずなのに、調べれば調べるほど不安が大きくなってしまうことも、決して珍しくありません。
実は私も、1人目のときに健診で言われた「ことばが、ほかの子より少しゆっくりです」という一言が、ずっと心に残っていました。
それから毎日のようにネットで検索しては、「大丈夫」という言葉を探して、でも見つからずに、また不安になる…。
そんな日々を過ごしていました。
今思えば、あの頃の私は、「ちゃんと育っているか」を確かめたくて、必死だったのだと思います。
不安になるのは、ママの愛情があるから
本当は、子どもの成長は一直線ではありません。
早い子もいれば、ゆっくりな子もいて、それぞれに、その子のペースがあります。
それでも不安になってしまうのは、ママが弱いからでも、考えすぎだからでもありません。
わが子を大切に想っているからこそ、「大丈夫かな」と気になってしまう。
私は、その気持ちも、ひとつの愛情のかたちだと思っています。
実は、この時期はことばの育ちは個人差がとても大きい
3人の子どもを育てていて、あらためて感じるのは、ことばの育ちは本当にひとりひとり違う、ということです。
- 1歳半で単語が少なかった子
- しばらく話さなかったけれど、ある日一気に増えた子
- ことばより先に、表情や行動で気持ちを伝えていた子
同じ「ことばの育ち」と言っても、その進み方は本当にさまざまです。
実際に、わが家の子どもたちも、みんな違っていました。
長男は、単語が出るのがゆっくり。
長女は、発音が聞き取りにくい時期が長く。
次女は、単語は早かったものの、二語文・三語文がなかなか増えませんでした。
同じように育ててきた兄妹でも、ことばの成長は、ひとりひとり違っていたのです。
3人とも、健診のたびにことばについて指摘されてきました。
正直、不安にならなかった日はありません。
それでも、1人目のときに感じていたあの強い不安や焦りは、時間とともに、少しずつ薄れていきました。
それは、「今、ことばが出ていないからといって、これからもずっと出ないわけではない」と考えられるようになったからです。
今はまだ“途中”なだけ。
まだ道の途中にいる段階なんです。
「何かしたほうがいいのかな」と思ったときに
不安になると、
「何かしなきゃ」
「私の関わり方が悪いのかも…」
そんなふうに、気持ちが追い込まれてしまうこともありますよね。
でも、まず知っておいてほしいことがあります。
無理にやらなくていいこと
お子さんのことばが気になれば気になるほど、ママの中にも少しずつ焦りが生まれて、
「ことばを覚えさせなくちゃ」
「そんな言い方じゃだめだよ」
と、つい力が入ってしまうことがあります。
でも、そんなときに無理にやらなくていいこともあります。
- 話すように、何度も促すこと
- 正しく言わせようとすること
- 他の子と比べ続けること
私自身も、検索して出てきたことを片っ端から試してみたり、ことばを増やすためにいいと言われている本を読んだりしました。
それ自体が悪かったわけではありません。
ただ、あるときふと、子どもとの時間を心から楽しめていない自分に気づいたのです。
絵本を読んでいても、
「これは何色?」
「この動物は何?」
と何度も質問して、正しく答えられるまで繰り返してしまう。
いつの間にか、絵本を楽しむ時間ではなく、ことばを覚えさせるための時間になっていました。
そんなことが続くと、ママも子どもも、少しずつ苦しくなってしまいやすいのだと思います。
もし余裕がある日にできること
だからといって、「何もしなくていい」というわけではありません。
ただ、頑張りすぎなくてもいいということ。
- 一緒に絵本を眺める
- 遊びの中で「やりとり」を楽しむ
- 子どもの気持ちを、言葉にして代わりに伝える
どれも、「これをしなくちゃ!」と力む必要はありません。
大切なのは、ママ自身が、子どもとの時間を楽しめているかどうか。
「教える」というよりも、ただ同じ時間を共有すること。
その何気ない積み重ねが、ことばの土台になっていくのだと思います。
頑張りすぎているママへ
ここまで読んでくれたママは、きっともう十分頑張っています。
そんなママへ、まず私がいちばん伝えたいのは、これ以上、無理に頑張らなくてもいいということです。
何もできなかった日があってもいい。
ことばが増えなくても、育っていないわけじゃない。
もしかすると今、「私の関わり方が悪くて、ことばが増えないのかも…」と、自分を責めてしまっているママもいるかもしれません。
でも、ことばは決してママのせいで少ないわけではありません。
身長や体重の増え方に個人差があるように、ことばの育ちにも、それぞれのペースがあります。
それでも、不安がすぐに消えない気持ちも、とてもよくわかります。
だからこそ、まずはママとお子さんが苦しくならないことを大切にしてみてください。
立ち止まって、やさしく見守ってみる。
見守ることも、立派な関わりです。
※0~4歳の「年齢別まとめ」記事はこちらです。
▶『【保存版】0~4歳|ことばの育ちで不安になりやすい時期と、ママの心が軽くなる考え方まとめ』




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